インドネシア人が自分から行動する

事の起こりは、スタッフが僕のデスクに来て、言った一言です。

「加藤さん、〇〇を変えたいのでチームでミーティングやってもいいですか？」

ミーティングやりたいなんて自分から言ったことは一度もないのでビックリ。

聞けば、チームの仕事をうまく次の部門に渡せてないらしく、それを改善したいとのこと。

感・動・で・す！！！

そもそもインドネシア人あるあるとして、

・すぐに給料になびいて転職する。

・いきなり会社来なくなる。連絡なし。

・平気で1時間とか約束に遅刻する。当然これも連絡もなし。

・人が電話をしている中で大声で歌いだす。

などなど・・・。（これはこれでネタとして面白いんですけど。笑）

そんなあるあるの中でも、”自分から行動しない”というものがありまして、こと仕事に関してはとても大きな問題です。

言われたことはやるんですよ（クオリティーは別として）。でも言われないことはやらない。

つまり、誰か指示を出す人間がいないと誰も仕事をしないということです。

管理する側の人間の心と行動は、【スタッフが真面目に働かない→スタッフを監視する→スタッフを思い通りに動かす努力をする→スタッフ思い通りに動かない→やっぱりスタッフは信用できないと思う→さらに監視を強める】のループ。

それを受けたスタッフの心と行動は、【監視される→俺信頼されてないのか！と感じる→俺じゃなくていいだろと思う→さらに仕事したくない→仕事しない→もっと監視される→やっぱり俺って信用されてない…→】という無限ループに堕ちます。

スタッフ側も管理側もどちらもお互いに損していることが分かりますでしょうか？

スタッフを管理しよう頑張ったらスタッフがより”言われないと動かなくなる”とか悲しすぎます。しかもその結果お互いに評価が下がるわけで誰も得しない。

だから僕は、スタッフが自分で考えて、行動して、足りないものを学んでくれるスタッフを育てます。

「そんなの無理だ」と言う駐在員の人もいました。「あ～みんなそう考えるけどうまくいかないんだよね～」というインドネシア歴の長～～い人もいました。しかし意外とそうでもない。

ってか今までできなかったけどそれがあるべき姿なんだからそっちに向かって頑張るんじゃないの！？って考える僕には上記の人の意見がちょっと理解できない。すみません話が脱線しました。笑

今までは僕が問題を指摘して、改善提案をして、やってるか確認して、それの効果を測定して…と全てが僕主導だったんです。

そう、誰もが他人任せ。言われたことしかやらない。(東南アジアではあるあるです)

そんなインドネシア人スタッフが、自分から問題を見つけ、改善提案をしたいといい、アクションを起こす日が来たんです。これを彼らの進歩と言わずに何という！！！
ほら、もう結果は出始めてるんですよ。