今回は『インドではないけどインドネシアに行った加藤が考える、なぜ”インドに行くと人生が変わる”のか』（書いてみて長いな。笑）について。

以前ちらっと”インドに行くと人生が変わる”について今度書きますと言ったので書いてみたので書いてみているのですが、今回はインドネシアの生活とか仕事とあんまり関係なく、どちらかというと“幸せに生きる方法”に近いです。
まだ生きてきて30年に満たない僕が語るのもおこがましいかもしれませんが、僕が苦しみから解放されて人生観が変わるまでの話です。

実はインドじゃなくていい

結論から書くと、僕が考えるインドに行ったら人生変わるとは”強制的に自分の不安と向き合うこと”だと考えています。

この場合、大事なのは場所ではないんです。だからこの記事のタイトルからしてぶっ壊すんですけど、別にインドじゃなくてもいいと思ってます。

たまたまインドに行ったら人生変わったよってだけで、それがインドじゃなくてインドネシアでもいいし、北極でもいいと思っています。なんならそれが他の国じゃなくてもいいと思っています。詳しい理由は後で書きますので。

ではなぜインドが槍玉に挙がったのかというところから。

1980年代のカオスなインド

インドに行くと人生が変わると言われ始めたのは1980年頃、バブで景気のいい時。世の中には金が溢れ、欲しいものや買いたいものはなんでも手に入る時代。そんな中インドの生活環境は劣悪でカオスという言葉がぴったりの環境でした。

詳しくは僕が大好きな沢木幸太郎さん著の深夜特急に詳しく書かれているので、読んだことない人は読んでみてくださいな。

ちなみに深夜特急は僕がインドネシアでローカルな生活がしてみたいと思ってしまった一番の原因です。まあ途中で挫折したんですけど。笑

さて、日本を出たことなかったり安全な海外旅行しかしたことない人には実感がないかもしれませんが、

日本って何でも揃っているし、安全だし、水道水飲めちゃうし、外食で腹壊さないし、家の掃除の人にお金盗られたりしないし、雨漏りはしないし、朝起きたら部屋の中でシロアリがめっちゃ飛び回ってるなんてないし………

あ、これらはみんな僕がインドネシアで体験したことだ。笑

2010年代のジャカルタ都市部ですらこれなら(普通の働く日本人が住むとこはこういうとこじゃないですよ！)、1970年代のインドなんて本当にヤバい世界なわけです。きっとカオスですよ。笑

その頃情報が少なくまだまだ秘境だったインドは神秘的で人の心を惹きつけることができること（渡航の目的を持つこと）、なおかつそこに行くと日本と比べて不自由極まりない生活が待っていること。

これが人生を変えるための重要な条件なのです。僕にとってこの2点を満たすのはインドネシアだったということ。

次は僕がインドネシアに行ってどんな変化が起こったかについてです。

インドネシアに行く前は買い物依存症だった僕

ちょっと話は逸れますが、僕は昔買い物依存症でした。病気と診断されたわけではないですが、一般的な新卒よりは給料をもらっていたはずなのに毎月使い切って洋服とか買いまくってました。これを買い物依存症と呼ばずしてなんと呼ぶ！笑

今振り返ると、その原因は“自分が人と違う特徴を持っていない不安”で、その不安を隠す方法が着飾ること”でした。

そうすると今よりもっと自分を大きく見せらるように、より高いもの、より最新のものを…ってどんどん重症になっていくんです。あの頃は今思い返してもどうかしてるとしか思えない黒歴史です。笑

同じような欲の悪循環の中にいる人が抜け出すことが難しいのは体験してきた僕自身がよくわかっています。

だって消費をやめたら自分の不安を直視しなきゃいけないんですから。それが易々とできないから買い物に依存するくらい逃げたわけですしね。笑

そんな買い物依存症な僕が変わったきっかけが起業のためにインドネシアに行ったことでした。

何もないインドネシア生活で自分と向き合う

僕はインドネシアに渡航するにあたって、事前にインドネシアでローカルの生活をすると決めていました。

そのため、ユニクロとか安いものしか持っていかないですし、年中暑いから今まで嫌だったTシャツ＆短パンにサンダルも当たり前。

大事にしてた靴とかも日本に置いていった結果、今や日本にいる弟の私物になってるはずです。笑

しかしその結果、それでも困らないし苦しくないってことに気付けたんです。（あ、弟はこのブログ見たら返してね。笑）

着飾らなくても僕自身を見てくれるインドネシア人とかと話しているうちに、僕は気づいてしまったんです。

『自分に特徴がないんじゃなくて、既にある特徴を見ていなかっただけだ』ということに。

そう、自分の特徴を持ってない人なんて本当はいなくて、ただ今まで何かにすがっていたから見てなかっただけなんです。むしろ僕が自分を大きく見せることに必死になっていたことが原因でした。

人の目ばかり気にしていたらそりゃ自分の内面とは向き合えませんよね。今考えると猛烈に恥ずかしい！笑

そんな虚栄心バリバリの僕はインドネシアに行って小汚い生活をしてみたところ、買い物依存、着飾り依存から抜け出すことになりました。

今はモノを買わなくなり部屋はスッキリしています。

あと、今は小汚くないです。清潔感はあります。笑

インドは“逃げ道を強制的に閉ざす装置”だ

さて、話は戻りますが、僕のように自分の不安から逃げてきた人は、逃げ道を強制的に閉じることで自分の内面と向き合うことができます。

そして内面と向かい合うと、僕のように答えをすでに自分の中に持っていることに気付いたり、答えがわからなくても一歩踏み出すことができたりします。

そうすると、”思ってた以上に不安にならなくてもいいんだな”と感じられ、生きやすくなるのではないでしょうか。

これがインドに行くと人生が変わるの正体です。

ちなみにこれがスタートでお金に対する価値観が変わったりするので、結果としてお金持ちになる人もいると思います。そういう人はまさに劇的に変わりますよね。

20代半ばでそれに気がつけて僕は運が良かったな、と思う次第です。

インドに行っても人生変わらない人もいる

たまに「インドに行ったけど何も変わらねーよ。笑」という話も聞きます。

そういう人はそもそもインドそのものを楽しめなかった（楽しむ気がないorツアーなど楽しむことができない環境だった等）人はそうかもしれません。

楽しめなければインドに居たいとも思わないので、自分の隠してきた不安と向き合うこともありません。

だからインドは誰にでもハマるわけではないんです。大事なのはインドに行くことそのものではなくて、”自分のインド的ポジション”を体験することです。

僕の提唱するインド的ポジションとは”自分が不安の隠れ蓑にしていること無理にでも止めざるを得ない環境”のことです。

だから着飾ることに逃げていた僕にとってはインドネシアのローカルの汚い生活が合ってました。他にも太って困っている人なら断食してみるとかでもいいわけです。

ただし、”不安の隠れ蓑にしている行動“は自分では当たり前の行動だと思っていることが多く、意外と気付けなかったりするのがクセモノです。

僕だって洋服買いあさっていた時は、まさか自分が買い物や聞かざる事に依存してるなんて思ってなかったので。

だから修行僧とかはあえて自分を苦しい環境において自分を見つめ直すのかもしれませんね。本当のところどうなのかは知らんけど。笑

今は便利なことに心理カウンセラーだったり自分の内面と向き合うことができる環境が豊富に揃っています。

だから1980年代の人たちみたいに無理に海外に行ったりしなくても、自分の心の不安と向き合うことができると思います。

インドに行って強制的にやるのが怖い人や、自分の意思で変わろう行動できる人は一度そういった心理カウンセラーの方と話してみるのも面白いかもしれませんよ。

病気じゃなくても今まで心を縛っていた自分の不安が実は幻想だったことに気づけば人生変わるはずです。

”インドに行ったら人生が変わった”の仕組み、いかがでしたでしょうか？

あくまでこれは僕の一解釈ですので、これが正解ということはありません。

しかし僕にとってはこれが正解だと思っているし、そこに気づけた自分は確実に昔より幸せに生きていると思います。

あなたにとってのインド的ポジションはどこでしょうか？見つけてぜひ一度チャレンジしてみて下さい。

人生が変わった方は是非ご報告を。

最後まで読んでいただき感謝です！面白かったり、ためになった方はこの内容を必要としている友達にシェアしてあげてね！ Sampai jumpa! サンパイジュンパ！(ではまた！)  

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