日本の廃プラ問題とインドネシア

今回は最近何かと話題になっている日本の廃プラ問題。

私自身も知らなかったのですが、日本は世界第3位の廃プラスチック輸出大国であり、2017年は143万トンの廃プラを輸出しているそうです。

国内は清潔でゴミが落ちていないように見えますが、海外に押し付け、今の生活があると思うと複雑ではあります。ただ、そんな廃プラですが、現在は輸出先がなくなりつつあり、困った状況になっているみたいです。

いままでを振り返りますと、もともとは日本の廃プラスチックは中国を中心に様々な国に輸出されていました。

しかし中国が2017年末から廃プラスチックの輸入を禁止すると、次は東南アジアや台湾へ輸出されるようになりました。

その後、他の国・地域も次々に輸入規制を導入し、日本国内で処理される廃プラスチック量が増加している、という状態です。

そんななかでインドネシアも廃プラ輸入禁止を掲げ、中国禁輸で殺到している状況の中、送り先がどんどん狭まってきています。

先進国の廃プラが流入する東南アジアでは規制強化の動きが相次いでおり、他国の動きにも影響し、今後ますます行き場がなくなることは必至。

つい先日、日本の飲食店で飲み物を頼んだ際もいつもならプラスチックのストローが出てくるお店だったのですが、紙のストローを渡され「こんな所にも…」と実感したばかりです。

インドネシアもごみ問題にはシビアなようで、大統領は「国内のごみ処理も不十分なのに、どうして輸入できるのか」と述べたそうです。

確かにゴミによる洪水や海の汚染が個人レベルでも心配される所なので、この意見は当然と言えば当然なのかもしれません。

日本も含め、この問題は各国しっかりと話し合ってほしいもので、何なら政局にしてもいいのではないかと個人的には思っております…。