こんにちは!加藤です。
Facebookの友人がジャカルタのITエキスポがあるとお知らせをしていたので、図々しくご一緒させて頂くことに。
どんなもんかなーって思ってたら、びっくりするくらいレベルが低い!(せっかく誘って頂いたのに失礼極まりないですが。笑)
ただそれゆえにチャンスも多そうではありました。どんな感じだったかをご紹介します!
参加したITエクスポはIndocomtech(インドコムテック)。
主催はBRI(インドネシアの老舗銀行の一つ)です。
ちなみにかなりずさんなWebサイト!!!
ITのエクスポなのにサイトがまともに機能してないとかヤバいでしょ!笑
参加しているのはほとんどがインドネシア人で、僕が行った日は日本人は僕らだけで西洋系の人は一人だけ見かけたかな…。当たり前ですが超アウェーでした。ローカル向けとかあるのかな?笑
会場はこんな感じ。↓
多分ですが、青いところは企業ブース。黄色いところは個人とかの申し込みなのかなーと。黄色の半分くらいは埋まってませんでした。
ピンクのエリアは華僑か中国系企業が多く出ていたイメージでした。
ここまでが前置き!
ここからは僕が『ITのことは並みにしかわからないけど、ITの重要性を知っているキーマン』というスタンスでの所感です。どうぞ!
ソフトウェア系は少なめ
今回の会場ではソフトウェア系のブースはあんまりパッとしませんでした。超残念。
企業向けと謳っていたくらいなので、インドネシアの法律や商習慣にあったERPとかセールスフォース的なものがあると思っていたので。
ブースを出していたのはアンチウィルス系(特にAndroid携帯端末向けソフト購入者をメインターゲットにしていて、PCも当然やってますというスタンス)が数社、会計ソフト1社、監視カメラ系が数社くらいだったかな?
企業とかそのIT担当をターゲットに!と謳うわりにはちょっと少なすぎやしませんかね…?笑
また、ご一緒させて頂いた方が会計の方だったのもあって、いろいろ教えてもらいました。
曰く、来ていた会計ソフトの企業は半年後くらいには日本語対応する予定で、値段と機能のバランスがいいそうです。半年〜1年後に進出予定の企業様、会計ソフトの変更をしたい企業様がいれば繋ぐので言ってくださ〜い。
EC業界はインスタ映えがキーか
今回はECのブースがちょこちょこにぎわっていたので、そちらも紹介。
インドネシアで一時期注目されたECサイト(アマゾンや楽天みたいなネット通販事業)があります。
Tokopedia(トコペディア)というEC企業で、2014年にソフトバンク等から1億ドル調達したり、つい最近では中国のAribaba主導で11億ドル調達したりと話題に事欠きません。
また、Tokopedeia以外の各B2C、C2C向けのECサイトとしてLAZADA、Blibli.com、JO.IDなどが出店していたり、Tiket.comという電子チケットのECサイトも出店していました。
各社ともに自社スペースに色んな店舗を呼び、携帯、ゲーム、オーディオ機器、ファッションなど様々なものの即売会をしていました。
さらっとしか見ていないので予想ですが、きっと割引で売っていたんでしょう。
インドネシアは割引商法や抱き合わせ商法がとても強く、どこに行っても常に割引アピールをしていますからね。この辺りは今度詳しく書きます。
話は戻ってECブースですが、出店効果としてはどうなのかな~って感じでした。
そもそもEC系はインターネットで完結していることが強みなので、いくらブースで安売りして人が集まっても会員獲得や調査できる事柄が増えただけでしょう。
そういう意味ではブースを見に来た人に対する直接広告にはなり得ているのですが、それ以上のメリットあるのかな…って感じ。
そういう意味で特に目を引くのはTokopedeiaとTiket.comのブース。
Tokopedeiaではただ売るだけでなく、こんなことをしていました。↓
これは「自社のロゴのブロックと写真を撮ってインスタにアップすると抽選で◯◯が当たります」というもの。
これはインドネシア人ウケがいいでしょう。自撮り大好き、インスタ大好きな国ですからね。
もうひとつのTiket.comではこんなブースが。
そう、ただのくつろぎスペースを南国リゾート風(?)にして旅行の雰囲気を出そうという作戦。
これはふたつの意味があると思っていて、1つ目はそこでリゾート気分で疲れた足を癒すため。
ただ企業側はもう1つの方が狙いで、2つ目はのんびりくつろいでいる光景を僕のように写真にとってインスタやFacebookにアップしてもらう広告効果を狙ったんじゃないかと。
そのためにかどこから撮ってもサイトのロゴが映るように配置されてました。このシュールな光景はある意味インスタ映えするんじゃないかな。笑
……深読みし過ぎ?笑
僕はこういった方は専門ではありませんが、EC業界では拡散性が高いブースをいかに作れるかがカギになっていたように思います。
PCハード業界はゲームでアピール
PCハード大手は自社商品をただ売るだけではなく、ゲームでそのハイスペックさをアピールしていました。
PC素人の僕みたいな人からしたら、いくら数字で書いてあっても「ふーん、すげーんだなー」くらいにしかならないので、最新の綺麗なグラフィックやなめらかな動きでそのスペックの高さを体感できるのは良いですよね。もちろんそれだけのスペックが必要なデザイナーとか向けでしょうけど。
インドネシアもご多分に漏れずゲーム大好き国家で、名前は忘れましたが、携帯アプリゲームの世界大会決勝戦がジャカルタで開催されるほど。そういう意味では客寄せと評価基準を兼ねるものとしても最適なのかもしれませんね。
ちなみにこのエリアは結構人集まってました。それは綺麗なイベントコンパニオンのお姉さんたちを雇うお金があるってのもあるかとは思いますが。笑
イベントコンパニオンの写真が見られると思った人!
ないですから!
自分で見に行きなさいエロおやじ!!!笑
……あ、ごめんなさい!待って!閉じないで!!!
1回公の場で「エロおやじ」って言ってみたかっただけ!笑
VRは片隅に追いやられる
VR業界はかなり不遇な環境でした。なんとトイレの真ん前にポツンと1区画だけ。
インドネシアではトイレは裏手に作られるので、そういう意味ではかなり追いやられてる感満載でした。笑
車に乗って体験するもの、Virtuix Omni(歩きを再現して進んでいくやつ)みたいなやつ、自転車をこぎながら狙撃するもの、等がありました。
だけどこれって2年前くらいに流行ってたやつじゃね?というくらい、VR需要がまだまだ小さいようです。
インドネシアはITが入ってくるのがまだまだ遅く、アメリカで開発された新製品が世界のどこかで流行った後に来ることが多いので、ITに長けた人にとってはそれも一つのチャンスになるかも。
個人的に興味があったもの
最後に個人的に興味があった的に興味があったのはコチラ。
➤SMART Kapp
カナダ発のホワイトボード型IOTの一つ。ホワイトボードに書いたものをPC、携帯などに書いたその場でリアルタイム共有ができる。
出始めのころはカナダとアメリカだけだったと思うのですが、今はこっちでも手に入るようです。
今年Googleが出したやつより昨日は少ないけどお手頃なのは結構いいかも。
➤Purwadhika
インドネシアのIT専門学校。1980年代からある学校だそうで、今はコーディングメインで教えるクラスのようです。こんな学校があったことをこのイベントに参加して初めて知りました。
インドネシアではジョコ・ウィドド現大統領が2年ほど前に「IT分野の発展にもっと力を入れる」と表明したり、2016年の外資規制緩和の際にEC分野については条件付きながら100%外資を許可しています。
ただその推進力の基礎になるITの人材がまだまだ足りておらず、できるごく一部の高給取りエンジニアと並以下のエンジニアとで二極化しています。
これからのインドネシアのITを支える人を増やすためにもこういう専門学校がいたるところにできてほしいですね。
ちなみにこのPurwadhikaはBSDシティ(ジャカルタから1時間くらい西のエリア)にあるので社会人が通いづらいってのがネックかも。
ただ僕は噂で聞いただけですが、BSDシティにはアップルのお抱え工場ができるとかできないとか。すでにある財閥との話し合いが済んでいるとかいないとか。
これができると第二のジャカルタが生まれるとしたらBSDシティかもしれませんね!
以上、ジャカルタのITエクスポの所感でした!
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Sampai jumpa! サンパイジュンパ!(ではまた!)
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加藤の個人Facebookはここから覗けるよ~!丸々晒してます!笑
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