【後編】『新卒は3年は働け』と言われる本当の理由

こんにちは加藤です。

前回、『第二新卒が転職に成功すること(単純に転職することではない)』が実は難しいということをつらつら書きました。

しかし本当のことを言うと、第二新卒の中にも転職をしていい人、悪い人がいるんです。そしてちゃんとやり方があるんです。今回はそこにフォーカスしましょう。

前編はコチラ






第二新卒でも転職していい人

まず転職していい人。それは前回何度も言いましたが、ただ転職するんじゃなくて、転職に成功する人です。

それは以下の3つの場合です。

・ブラック企業に勤めている場合

・自分が転職市場で仕事において他の同年代より明らかに優れている場合

・将来なりたい自分になれる場合

ひとつずつチェックしていきましょう。


➤ブラック企業に勤めている場合

この『ブラック企業に勤めている』というのは正直判断が難しく、自分にとってはブラックでも周囲から見たらホワイトだったり、その逆もあります。感情が入りやすいのでブラック云々はあんまり語りたくないんですが、大まかにいうと、

・いじめられている

・残業が多いわりに勉強にならない

・最低限の給料をもらえない 

 等です。


いじめられているのはそもそも論じるまでもなく、さっさと退職すべきです。そんな環境であなたのスキルは伸ばせません。


次に、残業が多いわりに勉強にならない企業。これも最悪です。
スキルをちゃんとつけることができない企業ですね。

自分の時間を売りに出していて、今後自分の価値を高めていかなければ給料は上がりません。
しかし高めることができないのです。だったら個人で勉強する等が必要ですが、それすら残業で叶わない。それなら今すぐやめて同業界でちゃんとスキルの貯まる仕事をさせてくれる企業に転職できるといいですね。


正規のお金がもらえないという理由に関しては、あやふやなのであまり今は考えない方がいいとは思います。

そもそも企業はあなたのスキル以上の給与を出しているから。詳しくは前編のA君を例に見てもらえればわかります。

しかし、もしこれが時給800円換算でそれを下回っていたら転職を考えてもいいかもしれません。それはただの搾取だからです。


➤自分が転職市場で仕事において他の同年代より明らかに優れている場合

これは簡単ですね。あなたのことを必要としてくれる企業がありますから。

ただ気を付けなければいけないのが、新卒or第二新卒の場合は同年代のなかではいい方ではあるけれど、世間的な給与水準にまでは届いてないなんてこともあるからです。
要は井の中の蛙状態ですね。


転職のプロとして人材紹介会社に相談するというのも一つの方法です。彼らは同業界の様々な企業の状況を知っているので、あなたに適切な評価をくれるでしょう。あ、僕でもいいんですよ?笑


ただこの場合、あなたの能力に対しての転職なので、能力が活かせない『異業種かつ異職種の転職』は成功しずらいでしょう。同業他社で色々な経験を積めるといいかもしれませんね。


➤将来なりたい自分になれる場合

僕はこれが一番重要な転職理由だと思っています。
働いてるときにやりたいことに気がついちゃう人がたまーにいるんですよね。


そうしたら今の仕事じゃ満足できません。だってやりたくないことやって我慢してお金をもらうより、やりたいことやって楽しくお金をもらう方がいいに決まってますから。


とはいったものの、そういった方はまだまだ少数ですし、

なりたい自分になるということは、やりたいことが決まっていないと次に何をすべきかすらわからないので、結構難しいはずです。


ただこれからそういう方がもっと増えるべきだと思いますし、一生を左右する大事なことです。深く掘り下げていかなければならないので、また回を改めて詳しく書きます。




転職しちゃまずい人

そして転職しない方がいいのは上の3つ以外の理由で転職を考えようとしている場合です。

転職理由と退職理由の本音ランキングBest10を見ると、転職理由はだいたい世間で言われる転職理由がそろっています。これ自体は全く問題ありません。本音ですし。笑

ただこれが第二新卒となると、話は別です。スキルも信用もないヤツがないのに何言ってんの?と一蹴されるでしょう。まずは前回お話しした市場に自分を並べられる最低ラインにまではなることです。 


そしてこの最低ラインと言われているのが3年なのです。新卒3年理論はあくまで昔からある企業に多い考え方で、僕個人の肌感ではもっと短くなっていると思います。今はネットでも勉強できますし、情報はいくらでも手に入れられますからね。


しかし忘れてはならないのが、これは転職という名の『市場』だということです。買い手がいて初めて時間やスキルや信用を評価してもらえます。そして第二新卒においては買い手である企業の方が断然強い立場なのです。


だから第二新卒達にとっては2年で十分だろうと思っていても、3年だと思っている企業が大多数であれば、3年が足切りラインにされてしまうのです。

逆に言えば、今は2年でもいいよという企業が増えてきている傾向もあるのと、ニュースやネットなどでも2年でいいんじゃない?という傾向もあるので、これから数年後には「新卒3年理論?古いっしょ!今は2年が当たり前だし!」となるかもしれませんね。    


とりあえずのところ、今は企業からも3年のイメージを持っている企業がまだまだあるので、いったんは3年を目安にすると企業もあなたのことをちゃんと評価対象に入れてくれて、あなたから選ぶ選択肢も増えて、転職が成功しやすいよ。ということです。

これが新卒3年理論の全貌です。




それでも転職したい!ってなったら?

こんだけ言っても「いや~それでももう嫌なんすよ!転職したいっす!」って言う分からず屋な人もいます、困った人もいるもんですね~。笑


そんな人に僕からオススメするのはプチ起業か副業。

平凡な大学生活と新卒をやってきた人ならたいして失うものもないですし、会社から残ってくださいとお願いされるようなスキルや信用もないでしょう。それなら少額で起業してみればいいですし、起業が怖いなら副業から始めたらいいんです。副業なんて片手間でできますから。


正直、まずは儲かんなくてもいいんです。やってみたけど潰れた!でもいいんです。そういった失敗ができるのは動いた人だけの特権なので、そこから「自分は自営は好きじゃないな」とか「この業界が好きなんだな」とか「今の時代、責任をとれないヤツは一生こき使われるな」とか得るものは多いですから。


事実、僕は起業するまで営業をメインにやっていたのですが、ある程度仕事ができるようになったらいかに楽をして営業するかばかり考えていました。
それから実際自分達で会社を持ってみると、まずは全部自分達でやるので、その中でもやりたい業務とやりたくない業務が見えてきたんです。

僕が本当にやりたかったのは

・信頼してくれてついてきてくれるチームを作って、彼らと成功プロセスを作って導きたい
・自分の意見を表に出して、良くも悪くも自分というものを出していく

ことだとわかりました。『自分が正しいと思わないものを押し付けられるのが嫌な寂しがり屋』ってとこでしょう。我ながら面倒くさい。笑


だから僕は今、自分の会社でインドネシア人のチームを全部まとめながらバックアップをしています。みんなに必要な目標の設定方法とか、トレーニングとか実行して成果を出させます。その代わりお前ら思いっきり頑張ってこい!という感じです。
あと自分の意見を世に出すためにもこうして『顔出し、実名出し、社名出し』でブログ書いてます。もう逃げ場ない!笑
やりたいことやってるから楽しいです。後はある程度小金持ちになれれば言うことなしですかね~。笑


そして上記のことに気づけた以上、もし最悪会社が立ち行かなくなったとしても僕に残る財産があるということです。

ここで得た知識だけじゃなくて自分の指向性を知っているから『好きなこと × 利益が出ること』を見つけるのが早い。道も見えている。


こうしてプチ起業にせよ副業にせよ自分で何か行動を起こせば、僕のように周囲や自分の中に何かしらの変化が起きます。そしたらその変化に対して自分がどう思ったかを注意深くチェックすることです。

そこには自分のやりたいことが見つかるヒントが隠れているはずですよ。


それにそこで副業からでもいいので、行動をした方はその後ほかのことでも行動を起こせるようになるはずです。副業を始めるって結構な労力が必要ですから。
それからしたら多少強みを付けるための努力なんて大したことなくなりますよ。


というわけで、まだ転職に向かない人はプチ起業、副業、おすすめです。



最後になりますが、『転職しない方がいいのに転職したい。でも起業や副業も面倒くさい』ってタイプ。
つまり転職できるだけの強みも持ってないし、自分で行動も起こせないし、責任も取りたくない。ってこと?
そういう人は将来履歴書や職務経歴書がどんどん下に伸びていきやすいから気を付けてね。笑




道に迷ったら頼っていい

色々長々書いてきましたが、

何やかんや言いつつも、キャリアに悩んだら相談に乗りますし、今まで自分が気づいてない強みを発見することができる人もいるので、迷ったら下記まで連絡してみてください。

転職が難しい時は難しいとはっきり言いますので。


一緒に今の考え方を変えて、行動を変えて、未来を変えましょ。


Sampai jumpa! サンパイジュンパ!(ではまた!)


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