インドネシアの気候は年間を通して気温が高く、湿度も高いのが特徴です。そのため必要になる服も日本と異なります。じゃあどんな服を用意したらいいの⁉
今回はシーン別に日本人の仕事での服装、休日の服装、パーティーの服装を男女それぞれご紹介します!
仕事での服装
インドネシアはイスラム教徒が多くを占めますので、服装に関しては控えめなものを選ぶことが重要です。
ただし実際の仕事に関しては厳密なビジネススタイルを求められることは少ないため、
最初はきっちりしたものから始め、徐々にその場に合わせて崩していくのが良いと思います。
男性のスタイル
職場にもよりますが、事務所にお勤めの方は基本的にスーツを着用しています。
ただしノーネクタイ、ノージャケット、半袖シャツという日本のクールビズがほとんどです。営業職でもノーネクタイ、ノージャケットで顧客を訪問する日本人も少なくはありません。しかし私の経験上、日系企業に営業する際には、ジャケットとネクタイをしていると受付の人も話を通してくれやすいですし、日本人らしさが出ると思います。
また日本人は政府高官等との面談の可能性もあるので、ネクタイとジャケットを着用のため、 職場に1着は常備しておいた方が無難です。
そして日本人の営業の方の間ではインドネシアの正装であるバティックも多く着用されています。バティックとはろうけつ染めの伝統的な布地です。
単純に『バティック』というと男性ならシャツ、女性ならワンピースなどをさす場合が多いです。仕事であれば黒のスラックスに革靴というのが一般的です。
バティックを着用の際にはネクタイ、ジャケットは着用せずともフォーマルとみなされます。イメージとしては沖縄のかりゆしが近いかもしれません。
特にホテルスタッフの制服としてや、公職関係にも多くみられます。
女性のスタイル
女性の服装はオフィスカジュアルであれば問題なしと捉えられている企業がほとんどです。
襟付きのブラウスか丸首のインナー等の上に、ジャケットやカーディガンを羽織っていることが多く、国柄として女性の肌の露出はあまり好まれない傾向があります。大まかな判断基準としては肘まで隠れることを意識されると良いでしょう。
とはいえ、日本人であればある半袖程度であれば結構見かけます。ノースリーブはさすがに見ないですが…笑
スカートorパンツに関して、以前は女性のパンツスーツは好まれなかったそうですが、現在ではあまり関係がないように思います。
アクセサリーに関しては大ぶりなものも問題なくつける方が多いですが、 最初は様子を見てその後職場の雰囲気に合わせる方が良いでしょう。靴は少しヒールのあるパンプス等を履いている方がほとんどです。
イスラム教徒の女性は下の写真のようなジルバブという髪を隠す布を頭に巻きます。
インドネシアにおいては仕事スタイルでジルバブをつけている人は半々といった状態です。
スーツの豆知識 in インドネシア
スーツは汗をかいてもなかなか洗えません。それに加えての高温多湿状態のため、カビの温床になりやすいと言えます。
私の実体験ですが、日本でクリーニングに出して持ってきたスーツが 全く着ていないのに1か月ほどでカビだらけになってしまった経験があります!日本では『スーツにはウール100%がいい』といわれることが多いですが、インドネシアでの仕事には向かないように思います。もし強いこだわりがないようであれば、ナイロンやポリエステル100%の素材の方がカビにも強いためお勧めですよ!
生活での服装
男性のスタイル
基本的には薄手のシャツや半袖のTシャツにジーンズ、半ズボンが多いです。
靴も日常に関してはサンダルで十分ですが、ごくごく稀に半ズボンやサンダルが禁止の場所もありますので、場所に合わせて使い分けましょう。ジーパンにスニーカーであればほとんどの場所に入ることが可能です。
そして半ズボンをサンダル禁止している場所も主に対象がインドネシア人なようで、
先日半ズボンにサンダルでグランドインドネシア(インドネシアでトップクラスのモール)に行った際、セキュリティを通過しても何も言われることなく、荷物チェックすらされませんでした。
後ろの白人はチェックされてただけに日本人への信頼恐るべし!といったところでしょうか。危ない人が混じっていないことを切に願います!
女性のスタイル
以前はミニスカートやショートパンツは避けるべきという意見がほとんどでしたが、
最近は多くの女性が着用しています。場所によって使い分けるべきですが、全面的にダメというわけではないようです。
大きなモール等では日本と同じような肌の露出は問題ないでしょう。しかし一般的な道端でそういう格好を見かけると、すごく浮いて見えてしまいます。
露出の多い恰好は時と場所を日本以上に選んだほうが良いと思います。
インドネシアでは寒さ対策をお忘れなく!
インドネシアでは室内や車内の冷房が非常に強いことが多く、汗をかいた後に寒さで辛い思いをすることが多々あります。そのため、そういったところに入る前にさっと汗を拭きとれるタオルやハンカチを持ち、薄手の羽織りものを1枚持ち歩くことオススメします。
パーティーの服装
男性のスタイル
スーツかバティックが一般的です。スーツのマナーに関しては日本とあまり変わらないため特に問題ないでしょう。
日本人がバティックを着用しているとの話題のタネになったりするのでオススメです。パーティーでは長袖のものを着用する人が目立ちます。おめでたい席では白のスラックスを着用する人も多いようですね。
女性のスタイル
洋装に関してはイブニングドレスなど胸元、背中、肩が開いているノースリーブのものも増えてきました。しかしある程度お年を召している方からはあまり肌の露出は好まれない傾向にあるようです。出席者の層に合わせて相手に不快な思いをさせないよう心掛けると良いでしょう。
また女性の着物姿はどの場所に着て行っても非常に喜ばれますよ!可能であれば一着お持ちになってはいかがでしょうか。
以上、今回はインドネシアでの日本人の服装編でした。インドネシアにお越しの際に少しでも役立てばうれしいです!
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Sampai jumpa! サンパイジュンパ!(ではまた!)
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※W.W.J worldに掲載した内容を再度編集の上、転載しております
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