インドネシアで働く日本人の待遇 ~給料水準と福利厚生~

今日はインドネシアで働く日本人の給料を丸裸にします!
実はインドネシアで現地採用として働く日本人って思っている以上に良い待遇なんです。これを見たらあなたもインドネシアで働きたくなること間違いなし!?





・給与相場

・福利厚生
・メリットデメリット
の順番で書いていきます。

まずは給与相場ですが、これって実際海外で働く上で一番気になる部分だと思います。
どんな仕事でどれくらいの経験があるかで年収相場が決まるので、
さっそく見ていきましょう!

 

給与の相場感

2017年9月現在、法改正により給与支払い方法はルピアのみに決められています。
ここでは円換算をしていますが、実際にはルピアでの支払いなのでご注意ください。


→事務職系

※ここでは秘書・総務・通訳翻訳・カスタマーサービス等を総称して事務職系としています。

経験年数と照らし合わせると、
1年~3年(年齢25歳-20代後半)   15万円前後
3年~8年(年齢20代後半-30代半ば) 15~20万円程度
8年以上(年齢30代半ば以上)    20~25万円程度

これぐらいですね。ちなみにこれでもインドネシア人の中堅どころの夫婦の世帯収入くらいもらえてます。


→営業

やはり海外で一番多いのは営業の求人ですね。
日本人は日本人とやり取りしたいものなんです。なので日系企業を顧客とする会社では日本人営業マンが欲しがられます。

1年~3年(年齢25歳-20代後半)   15~18万円程度
3年~8年(年齢20代後半-30代半ば) 18~27万円程度
8年以上(年齢30代半ば以上)    27万円~程度

事務職より少し給料が高めですね。またここにインセンティブがつく企業もあります。


→マーケティング・専門職・管理職

経理職やエンジニア、マネージメント等がここに含まれます。
しかしマネージメントはあまり若い方だと少ないのが現実ですね。
マネージメントを目指すのはどこの国も同じですね。
しかし経理やエンジニアは手に職があるので給与水準が他の職種よりも高いようです。

1年~3年(年齢25歳-20代後半)   15~18万円程度
3年~8年(年齢20代後半-30代半ば) 18~30万円程度
8年以上(年齢30代半ば以上)    30~80万円程度

 

ここまで見て、『やっぱり給料少ないな~』と思った方も多いのではないでしょうか?
しかしよく考えてみてください。インドネシアは日本より物価が安いです。
ざっとですが、費用をまとめてみました。
※2017年現在のインドネシアルピアを日本円に換算(1円≒110Rp)しています。
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インドネシア料理(屋台)  100~300円
日本食レストラン  700~2000円(お酒を飲むと3000~5000円程度)
タクシー  初乗り70円(ジャカルタ市内の移動500~1500円)
携帯本体  10000~60000円
SIMカード  600円(会社により金額が違う)
携帯料金  1か月1000円~3000円(様々なプランあり)
ホテル宿泊  4000~10000円  (高級なものは除く)
高速道路  80円~(車サイズによる)
散髪屋  300円~(現地人の散髪屋)or 3500円~(日本人向け美容室)
スタバ  400~700円

※インドネシア人の給与水準
・新卒  約3~4万円
・事務(2~3年経験)  約5万円
・営業(2~3年経験)  約5~7万円
・リーダー、SV、マネージャー  約7~15万円

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現地採用者はさらに加えて以下のような福利厚生があります。



福利厚生


→ボーナス

現地採用の場合、レバラン手当というものを1ヶ月分支払われることが多いです。
レバランとは何かを説明しますと、
インドネシアではレバラン(断食明け)という日本のゴールデンウィークのようなものがあります。
その前に1か月間断食がありまして、それが明けたらレバラン。
ここではボーナスとして月給1ヶ月分と1週間程度の休暇があるのが通常です。
日本人はここでよく日本に帰ることが多いですね!
会社によりますが業績に応じたボーナスを別途支給するところもあります。


→通勤手段

日本人の現地採用には車の送り迎え、社員のピックアップ、タクシー代の補助などがあります。自分で運転できる方は自分での運転もOKですが、基本的にはドライバーがいます。また車がない場合にはタクシーで通い精算する会社もあります。

オンボロの乗合いバスや電車などは使わせない事が多いです。スーツの日本人は目立つのでスリや強盗のターゲットになりやすいからでしょうね。


→家

会社でアパートメント(日本のの1LDK~2DKくらい)やコスを指定されて貸し出されたり、住居手当てとしてが支払われることが多いです。(金額は会社と応相談)

アパートメントにもよりますが、部屋の掃除、洗濯やアイロンを代行してくれるサービスがあります。ごくまれにですがコス(貸し部屋式の家)は安全面や情報漏洩を避けるため、禁止している企業もあります。


→保険

インドネシアにはBPJSという国民皆保険のような制度があり、日本人現地採用者もこれに加入しなければなりません。これは法律で決まっています。

費用は企業側4%、自分が1%を支払うことになっています。また保険を使う場合には年間の上限の範囲が決まっていて、後払い精算する企業もあります。

中には海外保険を提供してくれる企業や、健康診断を無料で年1回受けさせてくれる企業など条件は様々です。


→有給休暇

年間12~14日が一般的です。日本人の場合、有給を使って長期休暇を取るのはレバランの時か年末・年始にとるケースが多いようです。

また、契約2年目から使っていいという企業や、1年目は年の労働期間によって日数変動があるなど様々なのでしっかりチェックしておきましょう。


→就労ビザ

外国人がインドネシアで働くためには就労ビザの取得が必須なのですが、企業側が手続きをし(代行会社に任せる企業が多い)、費用も企業負担が普通です。うちでもビザの取得代行をしているのでご質問ください。


→雇用形態

現地採用は、インドネシアの労働ビザの都合上、契約社員(1年ごと更新が多い)です。年齢や経験によっては労働ビザが半年しか下りない場合もあります。

また現地採用から本社採用になる企業もありますが、そういったケースは非常に稀です。そういう求人を見つけたら即応募ですね!


 

以上を踏まえて仮定してみてください。

例えば、29歳の僕がインドネシアで営業として働いたとして、
・給料20万円
・家賃、水道ガス光熱費代はほぼ会社持ち
・朝晩は送り迎え付き
・掃除、洗濯、アイロンは帰ってきたら終わっている
・ご飯も一食300円くらい(日本食料理屋でお酒少し飲んで3000円くらい)

どうですか?
日本のThe・一般的サラリーマンより良い生活でお金も溜まると思いませんか?
日々の生活にお金も時間も使わない分心のゆとりはとても多いです。

 

メリットデメリット

今までの内容だけ聞けばメリットしかないように思えますが、もちろんデメリットも存在します。


それは駐在員との給与格差です。
これは昔から言われている事ですが、駐在員の方が給料がものすごくいい!
そのため、どうあがいても駐在員には給料では勝てません。
しかし駐在員の方にはいきなり転勤があったり責任の重さが違ったりとまた違う辛さがあります。
狭き門ですしタイミングもいつ行けるかもわかりませんしね。

そもそも海外で働きたい理由がお金のためということであればそれは間違いです。
それならもっと他の道を探した方が時間も金額も確実でしょうし。しかも新卒ですら現地人で何年も頑張っているマネージャーより待遇いいんだから文句言っちゃ罰当たりますよって。笑


またインドネシアで働くメリットとしては、英語が挙げられます。
英語力もインドネシア自体が英語が第二か国語なため、欧米諸国よりハードルが低いです。
もちろんそこに甘えるわけではありませんが、海外就職に初めてチャレンジする人には一番いい環境が揃っていると思います。


3年~5年程度インドネシアで働きスキルを身につけた後、日本に帰って駐在になる人もいます。
インドネシアが大好きになってそのまま永住を考える人もいます。
インドネシアでの経験をもとに他の国へ羽ばたく人もいます。
いずれにしても、今のインドネシアは日本人現地採用者にとって非常に良い環境なのは間違いないでしょうね。

今回の内容はインドネシアという国に住むことができることが最低条件です。
まずはインドネシアがどんなところか、一度見に来てくださいね!




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Sampai jumpa! サンパイジュンパ!(ではまた!)

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※ご連絡の際には『インドネシアちゃんねるを見ました』とご明記ください。




※W.W.J worldに掲載した内容を再度編集の上、転載しております

インドネシアちゃんねる

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