・TOEICの得点が高くないから難しいんじゃ…?
・留学経験がないからな~…ええい!そんなこたあ関係ねえ!!!!
いや、まったくと言ったら嘘になりますが。笑しかしそれだけを理由に立ち止まってしまうのはもったいなすぎます。実は英語以外の必要なスキルをたくさん持っている可能性があるんです!では海外就職にあたっては日本人は何を求められているのでしょうか?インドネシアで人材紹介会社を運営する僕たちが5つの求められていることをご紹介します。
求めているのは日本の技術とマネジメントとコネクション
その日系企業を取り巻く環境の変化に対応するために、日本人求職者のニーズが高まっているのが東南アジア就職の現状です。特に日系企業が増えているインドネシアはお勧めですよ!(バッチリきっかり宣伝です。笑)
そのため仕事内容としては、
・日系企業内でのマネージャー候補(現地スタッフのマネジメント)・特殊技術等の伝承(日系企業の子会社等)
・日系企業をターゲットにしたB to B企業の営業職
・日本人在住者向けB to C企業のサービス業(ホテル業、飲食店、美容室、等)
などが多いイメージですね。ここ数年はサービス業分野がだいぶ増えてきている印象です。ハードルが下がってくれてありがたいですね。
さて、あなたがそういった国に行き、働くことを決意したと仮定しましょう。当然職探しですから面接を受けます。
では現地の会社は現地人でないあなたに何を望んでいるのでしょうか?ポイントを5つに絞って見ていきましょう。ちなみにそれぞれのポイントの最後に面接にも活かせるキーワード(ものによっては文章)を書いておきました。参考にしていただけたら幸いです。
ポイント1) 語学力
最初に英語力は関係ないと言い切ったじゃないか!と怒られそうですね。笑
先程の言葉を正確に言うのであれば、『英語はあくまで武器の一つであり、それだけが海外就職を決めるものではない』ということです。
英語はあくまでコミュニケーション能力であってそこから何かを生み出すわけではありません。ただし武器としてはないと戦えないものであることも確かです。
そのため、英語がどれだけできるかも重要ですが、英語だけでは面接で簡単にはじかれてしまいます。
その次が資格(TOEIC、IELTS等)ですが海外ではどちらかというと実際に話せるかどうかの方が重要視されます傾向が強いです。
日本の場合は昇給、昇進に関係してきますが、海外ではそれ仕事に直結してきますからね。
インドネシアのジャカルタは外資系企業も多いですし、外国人を雇う会社では英語を公用語にする会社も多いです。そのため、英語力はどの国に行ってもついて回るでしょう。実は英語ができなくても仕事を探す方法があるのですが、それはまた後日…。
キーワード:
・英語の実務使用経験(社内公用語、メール、会議、通訳、書類作成、翻訳等)
・TOEIC等の点数
・現地に住んで生活をしていた経験
これは考え方の違いなのですが、日本は新卒採用を行うことでスキルのない人間をゼロから育てようとする習慣がビジネスの中に根付いています。しかし海外では新卒を育てていこうというよりは即戦力としての技術やスキルが求められる傾向が強いです。(中には新卒採用を行う企業もあるが大企業など一握りだけ)
そこで思いっきりアピールしなければいけないのは
・営業で目標を○○%達成
・経理で月次決算、年次決算ができる
・JAVAでプログラミングができる
・部下やチームのマネジメントができる
等の実際の仕事がどれくらいできるかを自分から前のめりに伝えていく必要があります。またカスタマーサービスや通訳など仕事内容によっては英語力もここに入ってくる場合がありますね。
また現地の人に伝えることができる自身の技術をもっているかも重要です。インドネシアの例に挙げますと、ジャカルタの近郊には自動車、バイク、部品等の日系工場が数多く存在します。
そのため、そこで活かせる金型の知識や生産管理ノウハウなどは非常に重宝されます。こういった貴重なノウハウを伝えられる方はそれこそ通訳をつけてでも欲しいので英語&インドネシア語が不問なケースもあります。
・やってきたことを短い言葉で言い切る
・数字を入れて話す
・特殊なスキル
ポイント3) 日本的な仕事力
しかし日本的な仕事スタイルは日本人同士の間では通用しても、その他の国では通用しないものも多いです。すなわち日本的な仕事を求められるということは、日本人顧客と仕事が発生することにほかなりません。
そのため、例えば・時間を守る(納期、日々のスケジュール)
・ビジネスマナー(正しい敬語、名刺を渡し方、等)
・社内政治ができる(根回しをする)
・協調性を持った仕事姿勢
・仕事が正確である
・他部署との連携をとる
・接待という概念がある
・報連相の徹底
・相手の本音と建て前を理解する
・日本の情報を調べられる(日本の企業情報など)
といったものが発生します。書き出してみると意外と求められることがいっぱいあるものですね!
こういったしがらみから離れたくて日本を飛び出す人もいるかと思いますが、これを求められていることも事実なのです。
海外就職のスタートは日系現地企業を選ぶ方も多いです。今まで当たり前だったことでも武器にしていきましょう!
キーワード:
・その国の仕事のスタイルの違いを理解している
・日本では当たり前であることをきちんとこなせる
ポイント4) 耐久力
企業はそういったトラブルが原因であなたが日本に帰ってしまうことを恐れています。そのためその不安を払しょくしてあげましょう。
ここで『一度は誰しもが経験するであろう辛い事リスト』をご紹介。
【肉体面】・腹を壊す
・気候の違い(暑さ、寒さ)
・現地特有の病気
・日本より時間にルーズ
・宗教の違い
・食文化の違い
・ビジネス形式の違い
こういったことは程度の差はあれ、どの国に行っても起こりうるものです。しかしだからといって悲観しないでください。1~2回そういったことがあればすぐに馴れますから。人間は順応できる生き物です。笑
私はインドネシア生活を初めて2年半年以上経ちましたが、何度かお腹を壊しました。来たばかりのころは辛いものがあまりお腹に合わなかったようです。今では自分の中でのルールさえ守ればお腹を壊すこともなくなりました。
そういった自身の体調管理をしっかり行えることも大事な要素です。
キーワード:
・臨機応変な対応
・実際に住んだことがある実績
・体力があること
ポイント5) 何がなんでも形にする課題解決力
・PDCAサイクルをしっかり回した実績
・周囲を巻き込んでプロジェクトを形にした
・成長意欲がある
・主体的に行動することができる
・リスクを恐れないで仕事に取り組むことができる
・チャレンジ精神を保ったまま仕事を行なう
等のがここに当てはまります。日本で言うところのベンチャーマインドに近いですね。
ただよく考えれば安定志向でリスクを恐れるタイプの人が海外で働きたいと言い出すことの方がなかなか考えづらいので、マインドの部分では誰もがクリアしているのかもしれません。重要なのはそれを実行に移せるか。またその実績があるかどうかですね。
面接キーワード:積極的、チャレンジ精神、行動力、トライ&エラー、PDCAサイクル
まとめ
海外で働くには英語はもちろん大事だが、それが全てではない。自分が顧客のために、その会社のために、その国のために何ができるか?という問いに真っ向からぶつかる必要がある。
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